虫歯予防にオススメ!歯磨き粉の正しい選び方

歯磨き粉は様々なメーカーから販売されていますが、それぞれに特徴があります。虫歯予防を目指すのであれば、成分などに注目するのがポイントです。特にフッ素の含有率などは歯の健康に大きな影響与えます。

フッ素含濃度の高い歯磨き粉を選ぶのが基本

虫歯予防を目指すのであれば「フッ素濃度が高いものを」選ぶのが基本になります。フッ素は学術的な研究で虫歯予防効果が確認されていて、歯を保護し再石灰化を促すといわれています。フッ素濃度が高ければ、それだけ効果に期待ができるのです。

フッ素濃度には上限が決められていて、日本では1000ppm以下とされています。これはあまりに濃度が高すぎると健康に害を及ぼす可能性があるためです。なるべくフッ素濃度が1000ppmにちかいものを選ぶのがおすすめです。 

次にチェックしたいのが「ラウリル硫酸ナトリウム」という成分です。いわゆる発泡剤で、歯磨きの満足感をあげるために入っています。しかし、口が泡まみれになるとどこが磨けたか確認しづらく、磨き残しがわかりにくいというデメリットがあります。

発泡剤を利用するメリットはほとんどなく、泡立たなくても歯磨きは可能です。なんとなく歯が磨けた気になってしまって、歯を磨ききれていないケースも多いのです。フッ素を含んでいることと発泡剤を含んでいないことが歯磨き粉選びの基本です。

研磨剤が入っている歯磨き粉には注意

歯磨き粉の中には、研磨剤が入っているものがあります。研磨剤は歯に沈着した色素を落とすために必要で、白い歯を目指すなら欠かせない成分です。ところが、研磨剤が多すぎると健康な歯を傷つけ、虫歯ができやすくなるのです。

磨きすぎにも注意が必要で、歯の表面が傷つくことで余計に色素が沈着しやすくなることもあります。虫歯予防を重視するのであれば、研磨剤が少ない歯磨き粉を選んだ方が良いです。

研磨剤の主な成分としては、炭酸カルシウム、無水ケイ酸(シリカ)などがあげられます。清掃剤などと表記しているメーカーも存在しますが、中身は同じものです。歯の色素沈着が気になる場合は、歯科医師に頼んでしまうのも方法です。

殺菌成分はあまり意味がないことも

歯磨きの粉の中には殺菌成分を含んでいて、口臭の抑制などに効くとされるものもあります。ただし、虫歯と口臭は分けて考える必要があり、虫歯予防で考えるとば殺菌成分があまり関係ない場合があります。ポイントになるのが、歯垢(プラーク)の構造です。歯垢にはバイオフィルムという歯垢を守る防御膜が存在します。殺菌剤を使ってもバイオフィルムを分解できず、歯垢の中に含まれた虫歯菌を殺せない場合があるのです。

歯ブラシで磨けば歯垢を除去できますが、歯垢を除去した後に殺菌をしてもあまり効果がなくなります。なぜなら、落とした歯垢は口をすすげば外に排出されるからです。殺菌成分は虫歯予防ではなく、歯周病予防などに利用するのが基本です。

良い歯磨き粉を選んだ際の注意点

フッ素入りの歯磨き粉を選び、念入りに歯を磨くのが虫歯予防の基本です。ただし、注意点もあります。歯磨き後のすすぎが念入り過ぎると、せっかくのフッ素が流されてしまう場合があるのです。

日本人の多くは歯磨きの際に口をすすぎすぎるといわれています。独特のにおいを残さないために念入りにすすぐ人も多いからです。実際には軽くすすぐだけで落とした歯垢などは外に排出できるため、それほど気を使う必要がないのです。

うがいと分けて考えることも大切で、風邪などの予防で行ううがいと、歯磨き後のすすぎはまったく別になっています。何度も水を口に入れてすすぐ必要はなく、コップ半分程度の水をめやすに一回すすぐだけでも十分な効果が得られるといわれています。発泡剤を使っていない歯磨き粉はすぐ落とせるケースが多く、それより水が少なくても問題がない場合もあります。

なかよし小児歯科「フッ素で虫歯予防」(外部サイト)

虫歯予防 世界を変えた論文を中心に」(外部サイト)

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